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クラミジア感染症は、皮膚病とは異なる種類の伝染病

多色なカプセルとスプーン

性病つまり性行為感染症とみなされる伝染病はいくつか存在しますが、クラミジア感染症はそのようなものの1つです。
これは、クラミジア・トラコマティスにより引き起こされる感染症です。
クラミジア感染症にかかっている人の数は、他の性行為感染症(ヘルペス、梅毒、淋病、エイズなど)よりも多く、とりわけ若年層に増加の傾向が見られます。
この伝染病にかかると、女性は不妊になり、男性は生殖力を失いかねません。
特に、女性の不妊に関して言うと、この病気は「骨盤内炎症性疾患(PID)」の原因の1つとも考えられています。
この疾患は、不本意な不妊症や子宮外妊娠、および慢性的な骨盤の痛みなどを女性にもたらします。

この病名にある「クラミジア」とは、「覆い隠す」という意味のギリシャ語に由来する言葉です。
この名称が示す通り、この伝染病にかかった人の半数以上(6割から8割程度)には自覚症状がありません。
このため、病気がひどくなるまで治療を受けないままにしている人も多く、問題を一層深刻にさせています。
そのようなことから、この感染症を「ひそかな病気」と呼ぶ専門家もいます。

クラミジア感染症にかかった場合は、性病科や泌尿器科、婦人科や産婦人科などを受診すべきです。
別の性病である性器ヘルペスは、唇の周辺に発症する皮膚病である口唇ヘルペスのウイルスが原因となって発症する場合もまれにあるため、皮膚科の受診を勧められる場合もないわけではありません。
しかし、性病を由来とする何らかの症状が皮膚に現れることがあるとしても、性行為感染症そのものは皮膚病ではありません。
性病は粘膜どうしの接触により感染しますが、皮膚どうしの接触によっては感染しません。
したがって、クラミジア感染症などの病気にかかった場合には、皮膚病ではなく性行為感染症を扱っている病院に行き、適切な治療を受けるべきです。